2018年05月12日 お稽古のこと
今日はお弟子さんの稽古日でした。朝9時からのスタートは、早いですね。  小学校3年生から稽古を始めて、現在高校生になった子は、この道を目指し、4月から楽屋に見習いで来ています。  今日はその子の稽古もありました。先日能楽堂でこの子達の稽古をしていましたところ、合宿のようだと笑われました。確かにそんな感じです。今は理屈ではなく、隣に立って舞い、一緒に謡って、感覚的に体で覚えてもらっています。裏付けも加えていきますが、それよりも体が覚えてくれると、見て聞いて出きるようになり、先に行った時の伸び方が、随分違うと思います。体が覚えるとは、反復反復です。大変ですが、基礎という土台がしっかりすれば、上物は期待ができることと思います。  学校との両立は厳しいと思いますが、今身につけた事や覚えたことは、一生役に立ちます。頑張って! 先輩達も皆さん応援してくれていますよ。
2018年05月11日 舞台のこと
5月九皐会の申し合わせが済みました。能は「實盛」と「皇帝」の二番です。 「實盛」は地謡を勤めさせていただきます。押しも押されぬ大曲です。 こういった曲で地謡後列に座らせていただけるようになるとは、隔世の感があります。 「皇帝」は、また違った意味で大曲、大変大掛かりな曲です。作り物、大道具のような類いだけでも4つ出ます。演出も色々と凝っていますので、後見の仕事も随分と多くあります。慣れていないというよりも、「皇帝」初参加なので、段取りを間違えないように、心して当日臨みたいと思います。 ご覧いただくには、大変面白い番組になっております。宜しくお願い申し上げます。
2018年05月10日 コラム
蓮田慶福寺の滝は遂に完成したようです。本日参りましたところ、水が滔々と流れていました。ここでは先代のご住職の頃から、夏の蛍の育生に力を注いでいます。この滝は、蛍にとって、とてもいい環境になるのだそうです。今年の夏は、期待大ですね! その横にはセンダンが、今を盛りと咲いていました。滝という名物が一つ増えて、季節季節の花が開く、なんとも楽しみなお寺です。 次回はどんな花が、ご紹介できるのでしょうか、楽しみです。
2018年05月09日 コラム
今日のラフレは「夕顔」の3回目、旅僧と都女(夕顔の亡霊)が出会い、物語が展開するところでした。このお坊さん、なかなかの突っ込みをします。都女は面倒な人と思いつつも、対応して物語を始めるのです。その続きは次回になります。  さて、本日は「夕顔」の他に、「半蔀」の物語も致しました。「半蔀」は源氏と夕顔の上が出会う、夏の夕暮れにスポットを当てて、作られています。前回の「雨夜の品定め」から続くストーリーなっていまして、能の曲としましては、人が入れる作り物が出まして、風情の良い人気の高い曲です。こちらは、上演回数も多く、オススメの曲です。 前回の時に「あさきゆめみし」の話がでまして、私は恥ずかしながら読んだことが無かったのですが、この度拝借致しました。これから楽しみに読んでみたいと思います。 ここは私にとりましても学びの場で、それは大変面白く、貴重な場になっています。
2018年05月08日 お稽古のこと
お稽古は自身との戦いのようなところもあり、それは中々の難敵です。 能に限らず日本の物は、基本引き算で考えるべきなのですが、足し算になり勝ちです。 不安という大敵が、常に目を光らせていますので、舞の時などは、ついつい不要な部分を動かしてしまいます。気持ちはよくわかるのですが、結果足し算になり、不安が不安を呼び、次が繋がらなくなってしまったりします。 型はシンプルな形で組み合わせてこそ、余白が生まれ、そこに想像の余地ができるのだと思います。一つの動きを最大限に活かす為に、他所を動かさない。これはお弟子さんに、説明しながら、自身にも言い聞かせていることです。 目指すは技の巧みさで関心ではなく、シンプルなのに、どうしてそうなったのか、そう見えたのかわからない、になりたいものです。
2018年05月07日 コラム
女性のお弟子さんは、出産のためのお休みもあります。 今日は産休からお稽古に復帰された方が、いらっしゃいました。久し振りに、お目にかかれるのも楽しいのですが、なによりもお稽古を再開して下さったことが嬉しい! 今回は二人目のご出産でしたが、ご一人目の時、同様に産休をして、お稽古に復帰されました。遠い話とも思えませんが、一人目から三年経っていたと思いますと、現実の時の流れの早さに驚きます。 二人目も母子ともに健康なことが、なによりありがたいです。 体が資本なのは、はっきりしています。あとは、心の持ちようで、難局を切り抜けて頂きたいと思います。 ガンバレー👊😆🎵
2018年05月06日 コラム
今日はお弟子さんの一人から、貴重なお話を伺いました。 戦国時代から誰もが知るお家柄の方で、さすが代々続くおうち! 家訓の一つに「寒いとき、眠いとき、ひもじい時は、大事を決めるべからず」、というのがあるそうです。 確かにこんな状況では、冷静に的確な判断は難しそうです。 これは戦の時の教えのようですが、現代の私たちにも当てはまりそうです。 寝ずに仕事をすることが、美徳のように言われ勝ちですが、北欧の方は、時間を決めて仕事をやめてこそ、次の日最高の仕事ができる、と言っていました。 誰もが時間外まで、仕事をしたいとは思わないのですが、現実的には、日常茶飯事です。寝ることは無益ではなく、明日のための一つの重要な作業、と考えたいですね。
2018年05月05日 コラム
5月5日は端午の節句ですね、我が家も私と子供のお人形を、並べて飾りました。 子供の頃は、このお人形を出すのがとても楽しみで、毎年何時出すのかと、せがんだものでした。 私の鎧武者は元々三段の飾りで、張子の虎や鍾馗様もいらっしゃいました。かなり賑やかだったのですが、年を追うごとに、虎はあちこち補強のあとが目立つようになり、刀には菖蒲が刺さり、といった具合に衰退していきました。母親はかなり怒ってましたねー😅 それでも鎧武者は無傷で、私の子供達は悪さをしなかったので、若武者は全くの無傷の状態で、今日を迎えております。 夜は菖蒲湯に浸かり、エネルギーも充電完了といったところでしょうか。明日からまた、新たに気を引き締めて、頑張りたいと思います。 「いらかの波と雲の波~🎶
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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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