Hana奥川恒治が綴る日々のblog

カテゴリー

2023年07月22日コラム

今日は府中の森芸術劇場で、夏休みの子供たちを対象に、劇場ウォッチング「能ってなあに?!」という催しがありました。 私達は実演と能面体験のお手伝いをしました。初めて能面を着ける子は、その視界の狭さに驚きますね。なかには、面が怖いと着けられない子もいまして、不思議な力を感じます。 大方の皆さんは着けたところを、保護者さんに記念撮影してもらっていました。本人よりも撮影の保護者さんのほうが、嬉しそうに...続きを読む

2023年07月21日コラム, 舞台のこと

今朝は明後日、日曜日の若竹能の申し合わせがありました。 初番「養老」、水波之伝(すいはのでん)の小書付きです。シテは坂真太郎氏、私は後見を勤めさせていただきます。この小書も早装束(アイ狂言がなくなります)となり、6月の九皐会では「鵜飼」で装束を替えてもらいましたが、今回は替える番です。 もう一番の能は「俊寛」、こちらも落葉之伝(おちばのでん)の小書付きです。私は地頭を勤めさせていただきます。地...続きを読む

2023年07月20日コラム

今朝は歌仙会(年に一度の全員参加の玄人稽古会)の、「遊行柳」(ゆぎょうやなぎ)の稽古がありました。シテは鈴木啓吾氏、私は地頭を勤めさせていただきます。鈴木氏も気がつけば還暦というお年頃、20代から一緒にいますので、普段はあまり気にしませんが、手掛ける曲で年齢を感じます。 能の世界では老体は難易度の高いものです。「遊行柳」のシテは老木の精、以前は大先輩が舞われている、と思っていましたが、他人事では...続きを読む

2023年07月19日コラム

今日は気温が下がる予報でしたが、多少下がっても暑いということがわかりました。梅雨前線の影響で、蒸すのが辛いところですね。 今日から埼玉北与野での講座は、「安達原」(あだちがはら)になりました。熊野の山伏が陸奥安達原で、噂に聞く安達原の黒塚(人食い鬼)の住み家に立ち寄り、ほうほうの体で逃げ出す物語たりです。 法力を尽くして戦う山伏に、鬼女は闇の中へと姿を消します。一見めでたしめでたし、なのですが...続きを読む

2023年07月18日コラム

暑い毎日ですが、予報では明日から少し気温が下がるとのこでした。期待したいところですね。このところの暑さは、身の危険を感じます、恐ろしいことですから、ひと息つきたいところです。 朝から暑いのは暑いのですが、早朝はまだいいので、歩きに出掛けます。犬の散歩をしている人には、よく行き逢います。毛の長い犬はちょっと大変そうですね。善福寺川では若い白鷺が、大人のカモと並んで浮かんでいます。若い白鷺はカモに興...続きを読む

バックナンバー