2012年12月31日過去のHana

今年もいよいよ残すところわずかとなりました。 振り返ってみますと仏縁に恵まれた年でした。

6月の東日本の震災復興のために訪れた護国寺では本堂で上演、間近にご本尊を拝し、お話をうかがい教えて戴きました。10月には千葉県鴨川市の清澄寺に薪能でうかがいました。ここは日蓮上人が出家され、初めてお題目を唱えたお寺なのだそうです。境内は千年杉をはじめ、自然の道場ようなところでした。11月には鎌倉の建長寺参りました。開基の北条時頼、最明寺入道にちなんで「鉢木」を上演しました。

また、旅先の愛媛県松山市道後の宝厳寺では突然の訪問にも拘らず、ご住職と2時間ほどの時...続きを読む

2012年12月05日過去のHana

早いもので今年も残すところ1ヶ月となりました。 1日が長く感じる日もありますが、年々歳々時間の経過が早くなっているような気がします。

時の経過を早く感じるようになって、時間というものをとても大切に思うようになりました。時間は上手に使えれば余裕にでき、逆ならば追われることになります。能繁期とも言われる今時分は煩雑な日々に追われがちですが、少し前からを心掛けたいと思っています。

大切な時間と上手に付き合い、豊かな時を持てるようにしたいものです。

今年ももう一踏張り、ゴール目指して駆け抜けたいと思います。

2012年10月05日 華友会後記過去のHana

 準備に費やす期間は長いものの済んでしまえば、瞬く間の出来事となりました。9月30日(日)「華友会秋季大会」が無事に済みました。大型台風が接近してくるハラハラドキドキの開催となりましたが、たくさんのお客様にも足をお運び戴きまして盛会となりました。 ご来場の皆様に御礼申し上げる次第です。ありがとうございました。 また会の間は台風の影響を受けずにすみ、ホッとしております。

 ご出演の皆さま、お疲れさまでした。稽古ではいささか厳しい場面もありましたが、当日は立派に舞台を勤められました。曲目に関してはステップアップを目標に「挑戦する課題曲」を選曲しました。会に向けてのお稽古を始めた当初は、戸惑うことも多かったと思いますが、充分に成果を上げることができたと思います。個々に実りある大会となり、またお一人お一人の頑張りで盛大な会となりました。出演の皆様にも御...続きを読む

2012年09月07日 松風後記:御礼とお詫び過去のHana

第七回奥川恒治の会が済みました。
ご来場戴きました皆さまには、御礼とお詫びを申し上げます。

当日お昼前になっても楽屋は暑いままでした。能楽堂事務所にお尋ねしたところ、空調は午前10時から入れているものの、故障とのことでした。修理業者の到着は15時頃になると。「松風」は始まっているであろう時間、修理できなかった場合は…なんとも微妙な始まりとなってしまいました。それでも予定よりは30分ほど早く到着した業者さんが、処置をしてくれて一度は涼しい風を感じたのですが、ほんの一瞬でした。その後は会場の戸を開ける、という対応になってしまいました。不測の出来事とは申しますものの、ご来場皆さまには蒸し暑くご不快な思いをさせてしまいました。主催者と致しましてお詫び申し上げる次第でございます。誠に申し訳ありませんでした。...続きを読む

2012年08月14日 松風 その四過去のHana

松風は行平の形見を身に付け、松を見つめています。そしてこんなことを口にします。
「行平が立って松風とお召しになっています。さぁ参りましょう」と。
静から狂へと変わる瞬間です。

村雨はそんな姉を静止し、目前には松の木があり、行平はいないと言うのですが、松風は聞くどころか更に激しく高揚します。
「待つとし聞かば帰り来ん」(待っていると聞いたら帰ってこよう)その言葉をお忘れですか。忘れていた村雨も「頼もしい」と思い出し、松風は「そんなお気持ちの歌でした」と、二人共に行平への恋慕の情は絶頂に至ります。

「立ち別れ 稲葉の山の峯に生ふる 松とし聞かば 今帰り来ん」(今別れて旅立ちますが稲葉の山に生えている松...続きを読む

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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