2009年01月23日 2009年1月 21年を望む過去のHana

平成21年も始まって随分と経ってしまいました。遅まきながら本年も宜しくお願い申し上げます。つらつらと今年1年のことを考えてみますと、昨年12月から始まりました九皐会100周年記念行事は2月を皮切りに4回の公演が予定されています。そのうちでも4月には国立能楽堂で桑田貴志君の道成寺の披きがあります。現在の若竹会のメンバーとしては最後の一人になりました。どうぞご期待下さい。

また100周年記念行事の一つに、全国九皐会門下が一堂に会しての合同ゆかた会が8月に催されます。こちらも全国から普段は、なかなかお目にかかれない方にお会いできますのが、とても楽しみな催しです。この時お召し戴きますゆかたは今回も竺仙さんにお願いしまして、オリジナルのゆかた出来上がりました。絵柄のデザインは不肖私が担当致しました。お召しいただけますと大変光栄です。

私はと申しますと...続きを読む

2008年11月18日 2008年11月 第3回奥川恒治の会過去のHana

今年で3年目、3回目になります私「奥川恒治の会」も16日(日)、曇り空ながら暖かい一日となり無事に済ませることができました。会を重ねるごとに強く感じるのですが、今年も大勢の方のご尽力を得て会を催すことができました。ご来場の皆様にも、ご出演、お手伝い戴いたスタッフの皆様にも改めて厚くお御礼申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

急なお願いとなってしまい申し訳なかったのですが、観世喜正氏に当日の解説を快く引き受けて戴き、当会では初めて演能前の解説を致しました。能の演目の中で「井筒」はとてもポピュラーな曲なのですが、初心者の方には解りやすい曲ではない為お話しして戴きました。喜正氏の解説はとても解りやすかったとのお声をアンケートで戴きました。次回「山姥」でも解説を検討したいと思いますので、ご意見、ご感想をお寄せ戴けますと幸いです。

...続きを読む
2008年11月13日 2008年11月 宝物登場過去のHana

寒い日もありますが、晴れた日はことのほか気持ちのいい季節です。秋草の中のそぞろ歩きなど心が誘われますね。

いよいよ目前に迫りました、私の会の井筒の面・装束が決まりました。前回ご紹介しました初使いの装束もさることながら、この度は九皐会のお宝「洞白作の小面」で務めさせて戴くことになりました。洞白は江戸時代中期の作者です。極上の一品てあることはもとより、関東大震災や戦火をくぐり抜け、長き年月を先人が守り現代に伝えてくれた面です。それを使わせて戴けることは大変な名誉であり、ありがたくも身が引き締まる思いです。
また後シテで一番上に羽織ります長絹と言う装束は鎌倉の中森氏からとても美しい物を拝借しました。そして前シテの唐織も色の落ち着いた上質な物です。それに合わせて下に着る着付も金の落ちついた物となるのですが、それは傷みが激しく第一線から退い...続きを読む

2008年11月07日 2008年11月 旅過去のHana

前回のHana以降随分と色々なことがありました。10月4日、皆様には新聞等でご存知かと思いますが、観世松世奥様が他界されました。その少し前にお目に掛かりました時は、特別変わったご様子もなかったので、訃報に接した折は本当に驚きました。15人以上になる内弟子の面倒を見、育てたまさに九皐会の「母」という存在でした。私は内弟子に入る前からお世話になっていましたので、色々な思い出が尽きません。心からご冥福をお祈り申し上げる次第です。

10月14日から26日まではインドネシアに行って参りました。長旅になりましたが体調を崩すこともなく、舞台も無事に務めることができました。ジャカルタ・ソロ・バリと3箇所での公演で、劇場にとどまらず意欲的な場所での公演も試みられました。
ソロでは無理を承知でお願いして、念願のボロブドゥールへ行くことができました。片道2時間半の...続きを読む

2008年10月01日 古典と現代過去のHana

今年も暑い夏でしたがあっという間に10月、肌寒く感じる日もある今日この頃です。今時のように寒暖差の激しい時は、体調を崩しやすいですから、気をつけなくてはいけませんね。

2日は鎌倉の舞台で「浮舟」を上演致します。宇治十帖を改めて読み直して見ましたが、やはりすごい内容ですね。様々なエピソードを待つ浮舟・匂宮・薫、それぞれの人物像を描きながら能としてまとめ、一曲に織り込んでいるところとても魅力的であり、また難しくもあります。上演に当たって、惹かれる作品の一つです。

また、今月はインドネシア公演に行って参ります。今年は6月のモナコ公演に続いて2度目の海外公演になります。こちらではイプセン作の「復活の日」という作品を新しい形で上演致します。ジャカルタ・ソロ・バリへお邪魔致しますが、初めて伺いますのでこちらもとても楽しみにしています。古典の能と新しい作...続きを読む

上へ
戻ります

観世流能楽師 奥川恒治能のHana

CLOSE