Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2006.09.21過去のHana夏も過ぎはや秋です!

今年も厳しい夏となり猛暑も随分頑張りましたが、ようやく秋らしくなり過ごしやすくなりました。夏の疲れも出る頃ですから、皆様お体にはよくお気をつけ下さい。私達もこれから「芸術の秋」というわけで舞台も多くなりますので体調管理には十分気をつけたいと思っております。

あっという間に過ぎてしまいましたが夏を振り返ってみますと、薪能にゆかた会、恒例の装束干しと充実していました。今年はなかなか薪能の成績が良く、雨で中止ということは有りませんでした。会場を雨天会場に移動した薪能も有りましたが、その他はすべて成就致しました。かなり晴れ率がいいということですね!

番組を載せました社中のゆかた会も皆様大いに奮闘、努力のかいが有り初舞台の方も、経験者の方も実りある舞台になったと思います。また、伺わせて戴きました他のゆかた会もそれぞれに会の特色をお持ちになり、一生懸命謡い、舞っていらっしゃる姿はとても印象的でした。お舞台をご一緒させていただくのも、とても楽しかったです。

秋は会が多いと申し上げましたが、九皐会の同門の人達の舞台もたくさんあります。18日(月)沼津の「能に親しむ会」桑田貴志の「安達原」を筆頭に、24日(日)は矢来能楽堂で「一乃会」鈴木啓吾の「江口」が上演されます。この曲は2時間に渡る大曲で、「遊女」と「普賢菩薩」というかけ離れた存在を一つにし、光の中、西の空に飛び去り昇華されるというものです。このかけ離れた存在をいかに結びつけ、昇華していくか。鈴木啓吾の手腕がとても楽しみな舞台であります。

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