Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2008.06.13過去のHana中学生鑑賞会

先日11日水曜日に本郷中学校の芸術鑑賞会で、能・土蜘蛛 狂言・棒縛を生徒さんに見てもらいました。学校から1時間の枠を頂いて、事前講座をさせてもらっての鑑賞でした。中学生に能や狂言を好きになってもらえれば言うことはないのですが、普段馴染みの薄いものでしょうから、興味や関心を持ってもらえるように考えました。なるべく中学生に解りやすいテキストを担当の先生と協力して作り、事前講座では謡の体験もしてもらいました。テキスト作成にあたりましては、デザイン担当の方に大変ご尽力戴きました。また上演に当たっては見やすいように若干の変更等、出演者にもご協力戴き色々と工夫しました。ご協力戴きました皆々様には改めて御礼申し上げたいと思います。

現代の音響、映像に慣れ親しんでいる中学生にとって、どんな風に映ったのか?公演が済んだ今は、私のほうが興味を持っています。担当の先生とは後日お目にかかりますので、生徒さんの反応も聞かせて戴きたいと思っています。

学生時分に習った詩や和歌が、時間の経過と共に全く違った意味や響きを持って現れることがありました。気が付かなかったり、理解できなかったことが、知識や経験を重ねてから、改めて感動と共に喜びを運んで来てくれることがあります。彼らがやがて中学時分に見た、能や狂言に惹かれる日が来れば楽しいですね。豊かな感性を持つ土壌に、いつか芽吹く種を植えることができていれば最高です!

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