Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2011.02.07過去のHana西荻謡曲塾 「はじめの一歩塾」 開講!

能の謡、仕舞を含め「和もの」と呼ばれるものの稽古(レッスン)は、しきたりや格式、習得技術の難易度、必要経費などがわかりにくくハードル(敷居)が高くなっている気がします。そして始めてみなければ自分自身に合う物なのかも分かりません。能の謡う部分(謡曲)の基本技術習得を目標に、「半年間のレッスン」がこの塾でのご提案です。

しきたりや格式:作法とも言え、もう少し平たく言うと礼儀、稽古の始めと終わりに必ずするあいさつに代表されます。定型を学びあいさつをします、形が整えば見た目はとても美しく誰が見ても好感のもてる美しい姿です。また、あいさつとはその心が大切なわけで定型を知れば、応用ができるようになります。崩すということではなく、時々のシーンに応じた似つかわしあいさつの仕方ができるようになるということです。

習得技術の難易度:もっとも難しいと思う点は日常的に見聞きしないということです。芝居、ダンス、音楽などテレビ、ラジオ、インターネット、CDなどを通して触れる機会が多いのに対し、邦楽関係は極めて少ないです。日本固有のものでありながら英語に触れるよりはるかに希少なのではないかとさえ思えます、自国の物なのですが・・・そこでこの点は現代的な知恵を使って解消したいと思います。基本的な技術は数多くありません、極めてシンプルなもの(日本的に言うと削ぎ落としたもの)の組み合わせです。基本を学び、組み合わせの妙を覚え、奥行きを知り、高みへと目指すわけです。

必要経費:経済的なことは始めるにあたって重要な要素になります。たとえばスポーツを始めるにしても最初はごく一般的な道具を持って始めますが、やがて本格的なプロ仕様の物を揃えたり、外国に出かけ楽しんだりと、充実度は増しますが経済的負担が大きくなるとも言えます。稽古も同じことが言え(海外ではありませんが)、ここでご案内致しますのは文字通り「お稽古はじめの一歩」です。半年間と日程を区切り、基本技術を身に付けます。必要になる経費は最初に提示致しますのでその他のご心配はいりません。

しきたりや格式はあいさつとして、習得技術の難易度は現代の知恵を使って、必要経費は最初に決めて、気軽に入れる場として考えています。半年間のチャレンジです、奮ってのご参加をお待ちしております。ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください!

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