Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.05.18舞台のこと...

緑泉会の申し合わせが済みました。曲目は杉澤師と津村師の「蝉丸」と鈴木師の「通盛」でした。2曲共になかなかヘビーな曲です。「蝉丸」は後見のお役をいててだいております。何度かさせて頂いておりますが、舞台上で装束を変えるのは、骨がおれます。特に「蝉丸」の場合は、鬘を取り、僧の帽子を着けます。頭に被るものは、大方形が出来上がっていますので、頭上で固定することに神経を使えばいいのですが、僧の帽子の場合は、形をその場で作らなくてはいけません。舞台上は鏡もありませんので、手感覚で着けることになります。ですから、とても難しい!のです。手順など頭のなかでよく整理しまして、当日は手際よく、キレイに着けあがるように、努めたいと思います。
「通盛」は地謡なので、楽しみです!

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