Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.06.26舞台のこと...

桃李の会の申し合わせが済みました。先だ先だと思っていましたが、あっという間に申し合わせになり、あとは本番を残すのみです。
コラボレーションといった公演には、何度なく参加しておりましたが、今回のように一から企画、制作に関わったのは初めてです。最初に主催の西川さんから「道成寺」とお話を頂いて、実現できるかという懸念がありました。日本舞踊もそうではないかと思いますが、能にとって「道成寺」は極めて特別な曲になります。師匠に相談をして、御許しをいただき、双方の「道成寺」を比較する、そこから始まりました。話し合いを重ね、方向性を決めて、出演者の依頼となりました。同じ演目である「道成寺」でも、能と一中節では結末が異なります。この点が一番最初に驚いたことでした。試行錯誤の末、いままでにない結末を導き出せ、それは一つの成果と言えると思います。また、この度ご出演いただきます皆さまは大変協力的で、柔軟な対応をしてくださるので、一つの芝居としてまとまりよく、仕上げることができたのではないかと思います。ご覧いただく皆様には、一つの作品としてお楽しみいただけますと幸いです。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

カテゴリー

バックナンバー