Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.09.16舞台のこと...

仙台最終日は芝能というちょっと変わった趣向の公演でした。芝能は名前の通り、芝生の上で、舞台を勤めます。通常の舞台を考えますと、装束、紋付き、袴等心配なのですが、承った人が承知ならば成立します。囃子方や地謡、後見、また下に居着いて座る脇方には、座っても汚れないように工夫します。
半能「鞍馬天狗」・半能「橋弁慶」・「船弁慶」と義経の生涯を追う形で三部構成の番組でした。子方の義経役は6年生のご息女が全て勤めました。素晴らしく良くできる姫で、驚きました。大変だった事と思います。
他に狂言もあり、楽しい公演になったと思います。加えて地元の小学生達が、稽古の成果を発表する場面があり、和みました。
野外能でしたので、今朝からの曇天の空模様には気を揉みましたが、最後まで降らずに持ちこたえてくれました。
仙台公演は月曜日から始まりまして、今日まで全てつつがなく済みました。感謝しつつ、安心して東京戻れます!

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