Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.09.25舞台のこと...

九皐会には俊寛の面が2面あるものですから、事前講座では「どちらがいいですか」とお尋ねしたところ半々に意見が分かれました。ご参加の方からお問い合わせがあり、どちらを使ったのか?と。僧帽子(頭巾)の下では印象も随分が違うようで、舞台を見ても判断出来ないそうで、確かにそうですね。そこで答え合わせです。
昨日私が舞台で使わせていただきました面は、後から見て頂いた方です。最初見て頂いて面は、目が少しつり上がり気味で、神経質な感じの面です。後者の使いました方は、目が少し垂れています。傲慢には前者、慟哭には後者、まぁそれほど単純には分けられませんが、私の印象です。後者は六波羅蜜寺にあります清盛像と、イメージが似ています。清盛像の持つ、得体の知れない闇、それが俊寛に通じると思いました。その点が今回の面の決めてになりました。いかがでしたでしょうか、イメージに合いましたでしょうか?ご覧いただきましてのご意見、ご感想などお寄せいただけましたら幸いに存じます。
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