Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2021年12月16日舞台のこと

 本日は目黒の喜多能楽堂で18日㈯が本番の、緑泉会の申し合わせがありました。能は「殺生石」(せっしょうせき)河井美紀さんと、「安達原」(あだちがはら)新井麻衣子さんです。  「殺生石」は天竺、唐、日本と三国に渡り王朝を傾けてきた、妖狐の話です。その毒気は死して尚、生き物を殺す石となります。  この石は、栃木県の那須に今もありまして、火山性のガスが吹き出ているため、近くに寄れば生き物は成仏するこ...続きを読む

2021年12月15日コラム

 青空が透き通るようで、冬の空気を感じます。温かいものが、恋しい季節がやって来ました。  SNSのおかげで、小学校から高校までの各年代の同級生とつながりました。特に小学校はあきらめていたので、見つけてくれた仲間には感謝です。  先日高校の同級生から、舞台を見たい大学生を連れて行くので、公演を紹介してほしいと、と頼まれました。せっかくなので、私も出演する舞台をいくつか紹介しまして、決まりました。...続きを読む

2021年12月14日コラム

 今朝は快晴の高松でしたが、東京に戻りましたら本降りの雨に驚きました。日が沈みますと、気温もぐっと下がりましたね。  午後からはお稽古日で、夜は能楽堂にお稽古に参りました。雨は上がってくれたので、移動は楽になりましたが、いよいよ真冬の寒さです。  来月は新しい年になりますので、その予定表などもお配りしなければいけないのですが、日々の仕事に追われ、先の仕事へなかなか進めません。毎年の事ながら、お...続きを読む

2021年12月13日お稽古のこと, 舞台のこと

 本日は早朝からお稽古がありました。矢来能楽堂で朝8時から、曲は「松風」(まつかぜ)、大曲でした。  シテは桑田貴志氏、若竹会(稽古能)のための稽古です。私は地頭を勤めさせていただきました。来年4月には九皐会別会で勤めさせていただきますので、心して準備しております。初演の時とは違う、深淵を目指して、地謡からも詰めていきたいと思います。来週月曜日は、囃子方に入っていただいての稽古能となります。もっ...続きを読む

2021年12月12日舞台のこと

 12月九皐会が済みました。今年の九皐会の納会です。  1部は「和布刈」(めかり)鈴木啓吾氏、2部は「葛城」(かずらき)駒瀬直也氏でした。また、2部では師範の男性陣による連吟もありまして、皆さん勢揃いでお顔見せも叶いました。楽しい企画となりました。  本年もたくさんのお客様に支えられ、九皐会も12月まで無事に公演できました。新しい年も変わらず、ご来場賜りますことを、願っております。  本日も...続きを読む

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