Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2017年08月07日コラム

若竹会(稽古能)の本番が済みました。この会は僕が中学生の頃から始まりましたので、かれこれ40年近く続いていることになります。こういった年数を数えることは、最近極めて恐ろしい、時の経つのが早いからですが!シテは前回の懸案事項を改善すべく稽古した跡が見え、その点が良かったですね。装束を着ますと思うに儘ならないことが多いので、装束を着させていただけることは、とてもありがたいことです。地謡は囃子方が入りま...続きを読む

2017年08月06日お稽古のこと

ゆかた会が終わりましてから、あちこちのお稽古場へ出掛けております。全部行った訳では無いのですが、伺いますと感想やら反省やらを耳にします。ビデオは見たいような、見たくないような、気持ちはよくわかります。良きにつけ、悪しきにつけ、日常にはない緊張感が舞台にはあり、予期せぬことが起こります。初めて仕舞を舞った方は、途中で頭が真っ白になったとか、舞台の事を覚えていない、とか言われます。それでも体が覚えてい...続きを読む

2017年08月05日お稽古のこと

九皐会が済みました。師匠の「通小町」は圧巻の迫力でした。袴能の場合は面や装束が無い分、動きやすいと思いますが、頼れる所もなく、素のままで一曲を通して行くのは、見ている以上に大変なように思いました。面や装束に頼れる部分が無いというのは、厳しいてすね。 地頭を勤めさせていただきました、「安達原」はなんとか無事に済みました。シテの長山禮三郎師からへ「ありがとう」と言っていただき、先ずは一安心でした。大...続きを読む

2017年08月04日舞台のこと

明日の九皐会の申し合わせが終わりました。私は「安達原」の地頭を拝命しておりまして、白頭の小書が付いています。シテは長山禮三郎師で緩急など教えて頂きました。大鼓は人間国宝の亀井忠雄先生でしたので、申し合わせが済みましてうかがいに上がりましたところ、「習った通におやりなさい」と仰って頂きました。滅多にないチャンスなので、胸を借りるつもりで、明日は思いきって行ってみようと思います。 「安達原」は留めで...続きを読む

2017年08月03日お稽古のこと

先日の社中のゆかた会の写真ができてきました。一人一人の写真を見ながら、改めまして、その時の状況など思い浮かべております。当日に限ってしてしまうミスがあります。誰しもあることで、稽古の段階で上手く行っていなかった場合は、本人も得心がいくので、あまり大きな事故になりません。しかし全く予想していなかったところ、例えば稽古で間違えたことがない、という場合は驚いてしまいます。ここで知らん顔できると凄いのです...続きを読む

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