Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2022年12月07日コラム

 このところ何事もなく過ごしていた母親が、褥瘡(じょくそう)、床ずれの酷いやつですかね、患いました。ほとんど知識が無かったのですが、随分と大きな傷で、中が膿んで洞穴のようになるのですね、驚きました。  診察に国際医療センターへ、朝8時過ぎに連れていきました。時間は掛かりますが、設備は整っていて、安心です。幾度も運び、入院もしていますので、慣れたところではありますが、久しぶりでした。検査結果も悪くな...続きを読む

2022年12月06日舞台のこと

 朝方は雨の名残りがありましたが、午後からは日差しがあり、お天気も回復しました。札幌に居たせいでしょうか、それ程寒さを感じません。乾燥していて気温も低いことは、間違いないので、気をつけなくてはいけませんが。  「三井寺」という能が、9月の九皐会と、先日の私の会でありました。配役は全て別の人になります。両方をご覧になった方から、随分印象が違うと、言われました。確かにその通りで、全く同じ台本ながら、演...続きを読む

2022年12月05日舞台のこと

 本日は午後から雨が降ったり止んだり、夜お稽古が終わって能楽堂を出るときには、本降りとなっていました。雪にならないだけいいですかね。  午前中からお弟子さんのお稽古をはじめ、夕方からは能楽堂でお稽古と、一日お稽古日になりました。  先日の自主公演の後、初めてお目にかかる方がほとんどで、ご感想も承りました。よく見てくださっていて、ありがたいことです。  今月は九皐会で「巻絹」の能を、勤めさせていただ...続きを読む

2022年12月04日舞台のこと

 本日は能楽キャラバンの公演が、矢来能楽堂でありました。曲は「海士」(あま)、シテは遠藤喜久氏でした。  「海士」は高松の志度寺にまつわる物語、志度寺の海女のお墓にも伺ったことがあります。とても身近に感じる曲です。  本日は懐中之舞(かいちゅうのまい)という小書、替え演出での上演でした。時間的には1時間40分近くの上演時間だったそうで、大曲でした。  見所は、ほぼ満席というとてもありがたい公演とな...続きを読む

2022年12月03日舞台のこと

 本日は同門佐久間二郎氏の自主公演でした。国立能楽堂がほぼ満席の状態、素晴らしいですね。  能は「融」(とおる)に舞返(まいかえし)という、小書(特殊演出)を付けての上演でした。文字通り舞を返すということで、一度舞が終わった後、別の舞をつなげて、舞が続きます。シテにとっても、演奏する囃子方にとっても、大変なことです。  私は「融」の後見の他に、「賀茂」の仕舞を舞わせていただきました。京都の上賀茂神...続きを読む

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