2008年04月01日 能を楽しむ過去のHana

春の陽射しが咲き誇った桜を照らす日は、なんと美しいことかと毎年のことのようでありながら、見れば心浮き立たずにはいられません。今年はなかなか暖かくならなかったせいか、毎年一足先に咲いてしまう蓮田慶福寺の枝垂れ桜も出遅れ、少し早めに開花したソメイヨシノ達と並んで満開となりました。私も毎年楽しみにしているのですが、タイミングが難しく久しぶりに満開の枝垂れ桜に会うことができました。写真でご覧いただけると良いのですが、慶福寺の粋な計らいで桜の下には椅子が用意され、花を楽しむ事ができます。私が参りました時は子供達が楽しそうに、お弁当を口にしていました。ホッと心が和み、思わず微笑まずにはいられない光景でした。

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2008年03月24日 卒業過去のHana

桜の開花が宣言され、いよいよ春本番がやって来ました。
例年にも増す厳しい寒さだった冬を思いますと、待ちわびた春です。

今回はNHK教育で5月24日(土)午後3時から放送予定の「大仏供養」のご案内です。
「大仏供養」は現在物の能で、前場は若き日の悪七兵衛景清(シテ)が母(ツレ)を訪ね、親子の絆、情愛を描き、後半は打って変わり源頼朝(子方)が奈良東大寺の大仏供養をする場となります。景清はそこに紛れ込み頼朝の命を狙うのですが、家臣に見咎められ、一人の若武者を斬り逃げるというお話です。

シテ景清には観世喜正氏、子方頼朝には長男恒陽、頼朝の家臣で斬られる若武者?には私、という配役です。気が付けば長男は身長150センチを超え、小学校を卒業、4月からは中学生になります。振り返りますとあっという間で、今回の大...続きを読む

2008年03月03日 謡・仕舞の週末グループ教室始めます過去のHana

春一番が吹きましたが、まだまだ寒い日が続いています。電車を止めてしまう程の激しい風があちらこちらを席巻し驚かされる一方、陽射しはだいぶ暖かくなって参りました。春はもうそこまで来ているようです。

前回のHanaでも触れましたが、春と申しますと卒業、入学、入社等、新生活のスタートの季節でもあります。そこで私からのご提案ですが、新しいことを始めてみるのにも良い時なのではないかと思います。何かやりたい、お稽古事に興味がある、が平日は時間が取れないので足踏みしていた、そんな方達のために5月から初心者のための週末のグループ教室を始めます。1ヵ月に土曜日、日曜日は8日から10日あります、祝日のある月はもっと多くなりますよね。そのうちの2日をお稽古事で過ごしてみるのもいいのではないかと思います。

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2008年02月15日 旅立ち過去のHana

立春も過ぎ暦の上では春となりましたが、まだまだ寒い日が続いております。春と申しますと「新生活のスタート」や、「卒業」という季節でもあります。私の回りでも2つの旅立ちがありました

2月11日は朝から見事な冬晴れのお天気でした。九皐会門下、私にとっては後輩であり、子供の頃から知っている小島英明君が結婚式を挙げました。大勢の友人、知人に祝福され感激も一入だったようです。花嫁さんもよくお顔を存じ上げている方で、お似合いのお二人でした。末永くお幸せに!

そして同じく九皐会門下の中森晶三氏が他界され、12日に通夜、13日に告別式が行われました。闘病は存じ上げていたものの、急なことでしたので大変驚きました。中森氏は能楽の家に生まれたわけではなかったのですが、鎌倉能舞台を設立し、定例公演を行い、薪能、学生能と幅広く活躍されました。私も今を去ること14年前か...続きを読む

2008年01月15日 平成も20年を迎えました過去のHana

平成20年も気が付けば成人の日も過ぎ、一段と冷え込みの厳しい今日この頃です。新成人の皆様おめでとうございます。 そして改めまして、皆様 明けましておめでとうございます。寒い折、お体にはお気をつけ下さい。

さて1月も中旬となり、12日土曜日には鎌倉県民能で「高砂」の地頭を、13日九皐会では「翁」、「東北」の地謡を務めさせて戴きました。両会共につつがなく済み、今年の舞台も本格的に始動した実感を持ちました。翁の地謡を謡うのは久しぶりで、独特の神聖な緊張感が幾度経験しても新鮮で、身の引き締まる思いがしました。

今年の私の演能予定は、九皐会で4月に「善界」・7月に「融」、10月に鎌倉県民能で「浮舟」、11月に第3回奥川恒治の会で「井筒」です。折々にご案内申し上げますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

また、九...続きを読む

2007年12月28日 今年もお疲れ様でした過去のHana

今年も残すところわずかとなりました。 お忙しい折と存じますが、皆様つつがなくお過ごしでしょうか。巷ではインフルエンザも流行の兆しとのことです、お気をつけ下さい。

さて今年も1年何とか無事に過ごせました。4月には上の子と「歌占」を、11月には下の子と「隅田川」をそれぞれ務めることができました。昨年の自分の会で「弱法師」を致しましたので、よくよく考えてみますと元雅の作品が多いことに気が付きます。とくに意図したわけではないのですが、いずれ「盛久」も!と思っております。

来年は4月九皐会で「善界」という唐(中国)の天狗の首領が日本の仏法を妨げようとやってきて、返り討ちにあうという おいおい・・・ という曲を致します。久しぶりの5番目物で、増上慢心の鼻をポキリと折られる愛らしい天狗チャンなので、張り切って務めたいと思います...続きを読む

2007年12月01日 中学校での授業過去のHana

もうかれこれ5年位のお付き合いになるでしょうか。川口市の一人の音楽の先生となのですが、
年に1度彼の赴任先の中学校へ参りまして、 能の謡と小鼓を生徒さんに体験してもらっています。
いわゆる邦楽の授業です。

今年も11月に2日間参りまして、1年生と2年生にそれぞれ体験してもらいました。 50分の授業の中で、謡って演奏して、合奏!という所までもっていきます。ちょっと欲張っているのですが、子供たちはできるようになってしまうのだからすごいです。

目を輝かせながら謡ったり、鼓を打ったりする生徒、
去年授業を受け、親しみを持って迎えてくれる生徒。

この子たちの一つの引き出しとして、 ...続きを読む

2007年11月15日 第二回奥川恒治の会過去のHana

11月4日秋晴れの恵まれたお天気の中、2度目の私の会をさせていただきました。
お陰さまをもちまして盛会となり、 親子共々何とか無事に舞台を務められました。
ご来場の皆様には改めて、御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

舞台の少し前に木母寺(梅を二文字に分けてもくぼじ)に、行って参りました。
写真は木母寺に残る梅若塚です。 柳の木に陽が差し掛かる、とてもお天気のよい日でした。
現世では辛く、悲しい親子でしたが、あの世では暖かい陽に包まれて、一緒に居てほしいと願わずにはいられませんね。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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