2012年09月07日 松風後記:御礼とお詫び過去のHana
第七回奥川恒治の会が済みました。
ご来場戴きました皆さまには、御礼とお詫びを申し上げます。 当日お昼前になっても楽屋は暑いままでした。能楽堂事務所にお尋ねしたところ、空調は午前10時から入れているものの、故障とのことでした。修理業者の到着は15時頃になると。「松風」は始まっているであろう時間、修理できなかった場合は…なんとも微妙な始まりとなってし...続きを読む
2012年08月14日 松風 その四過去のHana
松風は行平の形見を身に付け、松を見つめています。そしてこんなことを口にします。
「行平が立って松風とお召しになっています。さぁ参りましょう」と 。
静から狂へと変わる瞬間です。 村雨はそんな姉を静止し、目前には松の木があり、行平はいないと言うのですが、松風は聞くどころか更に激しく高揚します。...続きを読む
2012年08月01日 松風 その三過去のHana
塩屋に戻ってきた松風村雨姉妹に、旅僧は一夜の宿を貸してほしいと願い出ます。姉妹は塩屋の内があまりにも見苦しいと断るのですが、出家の身ゆえと重ねて乞われ、宿を貸すのでした。
同じような場面が「屋島」という曲にありますが、かたや老人と若い男、「松風」は姉妹、自ずとその断り方にも柔らかさや情緒が滲みます。 旅僧は行平の歌の事や松風村雨姉妹の菩提を逆縁ながら弔った話しをしますと、二人の海士は...続きを読む
2012年07月17日 松風 その二過去のHana
諸国一見の僧(ワキ)が津の国須磨の浦へとやってきます。そこには何か謂れありげな松の木があり、土地の人(アイ)に尋ねてみますと、松風村雨という二人の海士の旧跡だと教えられます。僧が逆縁ながらと二人の海士を弔っていると、秋の一日は夕暮れ時を迎えます。 二人の海士(シテ・ツレ)が現れ、汐を汲む辛さや、頼りない身の上を嘆きます。沖に小さな漁り舟、空には月、雁や千鳥の姿もあり、汐風が...続きを読む
2012年06月15日 松風 その一過去のHana
9月2日(日)に宝生能楽堂にて催します奥川恒治の会をご案内申し上げます。
私の会もおかげさまを持ちまして今年で七年目を迎えることができました。 第7回目の本年は昔から名曲の誉れの高い「松風」に取り組みます。
「松風」は能としての多様な表現方法が一曲の中に凝縮されているため、各場面に応じた技術、技量、心が求められる、難易...続きを読む
2012年05月01日 源氏供養過去のHana
6月5日(火)に能を知る会で「源氏供養」を舞います。平日の鎌倉で午後の2時始めの会なので、鎌倉の絶品ランチなど召し上がりがてら、お出掛け戴ければ幸いです。 「源氏供養」はいささか変わった趣向になっている曲です。それというのも元々は作者紫式部が地獄に落ちたという伝説が元です。それは光源氏の供養をしなかったため、仏教でいう妄語戒(うそをついてはいけない)という教えに背いたためです。...続きを読む
2012年04月01日 新たな一歩!過去のHana
春らしくなってきました。季節が巡って暖かい時がやって来ます。安定しづらい季節でもあり、芽吹き時は体調を崩しやすかったり、花粉が怖かったりするのですが、やはり春は心浮き立ちます。 卒業の時期であり、それは新たな一歩を踏み出す時でもあります。
そんな春に「はじめの一歩塾」で、謡の世界へ踏み出してみてはいかがでしょう。 「前々から考えていたものの踏ん切りがつかず」と...続きを読む
2012年03月19日 一年目の「熊野」過去のHana
早いもので「熊野」が済んで一週間経ちます。ご来場戴きました皆さま、まことにありがとうございました。 今年は冷え込みが厳しく、長い冬のため梅が遅れなかなか花の気分になりませんが、そろそろ春の足音が聞こえてきそうです。熊野が満開の桜を見るために出掛けたように、心浮き立つ花が待ち遠しい今日この頃です。 今回私が着ていた装束は紅が濃く、紅白の地色がとても引き立つ唐織でした。歴代の諸先輩も...続きを読む
2012年02月21日 3月九皐会上演します「熊野」のご紹介です過去のHana
立春が過ぎたとは申しますものの、まだまだ寒い日が続いております。巷ではインフルエンザも流行り心穏やかではありませんが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
今年の九皐会では3月に「熊野」をさせて戴きます。今年NHKの大河ドラマでは平清盛が主人公です。ドラマの清盛はこれから、という感じですが「熊野」は平家全盛の時の話です。 清盛の次男宗盛(ワキ)は池田の宿の遊女熊野(シテ...続きを読む
2012年02月03日 自覚と責任、新年には夢と希望を!過去のHana
2月1日、昨年の7月に認定を受けておりました、重要無形文化財(総合指定)の認定式。ならびに日本能楽会の会員証授与式が渋谷の観世能楽堂で厳かに執り行われました。 日本能楽会会長野村四郎氏より、祝辞と共に厳正な審査の上、文化財の認定を受けた旨を伺いました。また、諸先輩より斯道に益々精進し、能楽の普及に努めるようにとのお話しがありました。自覚と責任を持って、これからの舞台生活を送って行かなけ...続きを読む
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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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