Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2025.06.07舞台のこと...

 梅雨直前の貴重な晴れ間だそうで、今日は好天の白石蔵王駅近くの碧水園能楽堂で、小島英明氏の公演がありました。先日申し合わせを済ませまして、本日公演でした。
 曲は「橋弁慶」(はしべんけい)、「笛の巻」(ふえのまき)の小書が付いていました。先日も書きましたが、笛の巻になりますと、前半の登場人物は一変します。常盤御前がシテになり、牛若丸も登場します。
五條の橋で夜な夜な腕試しをしている牛若丸を叱り、諭します。よく伝わっている話では、弁慶が五條の橋で悪さをしていると聞きますが、能の物語は逆で、牛若が悪さをしている事になっています。このあたりの件は、通常もさらっと触れられますが、「笛の巻」の方がはっきりしています。そして、小書き名になっている、弘法大師ゆかりの笛の話となります。
 後半はいつもと変わリませんので、牛若丸と弁慶の一騎打ち、毎回役者が変わりますので、何度見ても面白い曲す。
 本日もありがとうございました。

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