Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2025.06.11舞台のこと...
今日は囃子科協議会の当日でした。平日のこととて夜能です。
本日の能「第六天」(だいろくてん)は、当流、観世流にのみ伝わる曲です。その上、流儀内でも上演は珍しい曲になります。コンパクトな曲ながら、後半の第六天魔王とスサノオノミコトとの大立ち回りは、圧巻の迫力です。国立能楽堂のような広い所では、より映えますね。
私は「第六天」(だいろくてん)の後見と、「鶴亀」(つるかめ)の舞囃子を勤めさせていただきました。「鶴亀」はトップバッターでしたので、緊張感も高かったのですが、なんとか無事に勤められました。それにしましても、今日は別の国に来たかのような、驚くべき湿度の高さ。本格的な梅雨を、思い知りますね。