Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2025.07.03舞台のこと...

 今月13日(日)の九皐会で、「高野物狂」(こうやものぐるい)という曲の、地頭を勤めさせていただきます。
 亡くなった主君の子息が、突然家を捨て出家してしまいます。守り役の男は、渡された文でその事を知り、その子息を探しに高野山へ行き、最後めでたく再会となります。
 三鈷の松のもとに着き、そこから更に奥の院へ進むことになります。実際に先日行って参りましたが、なかなかの距離です。奥の院の入口、一の橋からでも2キロ、私はそこから参りましたが、道の左右はお墓ですから、墓地を進んで行くわけですね。そして聖域、奥の院に到達します。撮影なども当然ながら禁止、お大師様とのご縁をいただき、祈りを捧げます。
 そんな情景を思い浮かべながら、謡わせていただこうと思っております。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

観世九皐会7月定例会

カテゴリー

バックナンバー