Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2025.10.18舞台のこと...
本日は鎌倉能舞台の、「県民のための能を知る会」に、出勤しました。朝の鎌倉は、人も少なく、潮の香りもほのかにしまして、歩くにも気持ちいいです。朝から一貫一杯という、お寿司屋さんを横目に楽屋入りです。😅
午前の部は能「班女」(はんじょ)、生き別れた恋人と再会という、ハッピーエンドの曲で、シテは中森健之介君でした。
午後の部は能「楊貴妃」(ようきひ)、シテは鈴木啓吾氏でした。
私は「班女」の地謡と「楊貴妃」の後見を勤めさせていただきました。
大きな宮殿の中に、一人ポツネンと居る貴妃の孤独感は、宮殿の大きさに比例、それ以上に思えます。現世での悲劇を思いますと、この芝居設定は厳しく、せつないですね。
本日もありがとうございました。