古典と現代 | 能のHana

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2008.10.01

今年も暑い夏でしたがあっという間に10月、肌寒く感じる日もある今日この頃です。今時のように寒暖差の激しい時は、体調を崩しやすいですから、気をつけなくてはいけませんね。

2日は鎌倉の舞台で「浮舟」を上演致します。宇治十帖を改めて読み直して見ましたが、やはりすごい内容ですね。様々なエピソードを待つ浮舟・匂宮・薫、それぞれの人物像を描きながら能としてまとめ、一曲に織り込んでいるところとても魅力的であり、また難しくもあります。上演に当たって、惹かれる作品の一つです。

また、今月はインドネシア公演に行って参ります。今年は6月のモナコ公演に続いて2度目の海外公演になります。こちらではイプセン作の「復活の日」という作品を新しい形で上演致します。ジャカルタ・ソロ・バリへお邪魔致しますが、初めて伺いますのでこちらもとても楽しみにしています。古典の能と新しい作の上演は、作り方といいましょうか、苦労の質が違います。古典は出来上がっているものを煮詰める難しさ、新作はまだ何もないところから形を作り上げる難しさ。どちらも容易くないのですが、どちらも芝居作りと言う点では楽しいです。一生懸命取り組んで、済んだ時には何か得る物(自身の収穫)があるように務めたいと思っております。季節も秋ですから!

インドネシア公演につきましては、またご報告申し上げたいと思います。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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