Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2008.11.18過去のHana2008年11月 第3回奥川恒治の会

今年で3年目、3回目になります私「奥川恒治の会」も16日(日)、曇り空ながら暖かい一日となり無事に済ませることができました。会を重ねるごとに強く感じるのですが、今年も大勢の方のご尽力を得て会を催すことができました。ご来場の皆様にも、ご出演、お手伝い戴いたスタッフの皆様にも改めて厚くお御礼申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

急なお願いとなってしまい申し訳なかったのですが、観世喜正氏に当日の解説を快く引き受けて戴き、当会では初めて演能前の解説を致しました。能の演目の中で「井筒」はとてもポピュラーな曲なのですが、初心者の方には解りやすい曲ではない為お話しして戴きました。喜正氏の解説はとても解りやすかったとのお声をアンケートで戴きました。次回「山姥」でも解説を検討したいと思いますので、ご意見、ご感想をお寄せ戴けますと幸いです。

井筒の作り物にはススキが付いているのですが、今回は生のススキを使うことができました。かつて大先輩になる五木田武計氏(現在の三郎氏のお父様)が引退前に井筒を舞われ、その時のススキが生のもので本当に美しかった記憶があります。自分が井筒を舞う時もぜひそうしたいと思っていました。1回目から毎回お手伝いをして戴いている新井さんの家のススキを摘んで持ってきてもらいました。穂が小ぶりで、とてもかわいらしいススキでした。井筒のイメージにぴったりのススキで、こちらもありがたい限りでした。

大勢の人に支えられ一つの舞台ができるという事を、改めて痛切に実感した一日でした。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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