Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2010.03.29過去のHana道成寺へ向けて・熊野紀行 その六

新宮にはたくさんの見どころがありますが、なかでもこの神倉(かみくら)神社はとりわけ有名な場所です。ここ神倉神社は熊野速玉大社(新宮)の元宮と言われています。

この石段は見た眼よりもはるかに険しく538段の石積みで、登り始めのころは段差も高く気楽に登り始めてみたものの、その厳しさに息が上がり汗ばむほどでした。

お参りをするにも最後の最後まで「石段を上がる」のが印象的でした。ご神体・磐座(いわくら)は高さ12メートル、幅10メートルの巨大な一枚岩です。通称ゴトビキ岩と呼ばれ、神の降り立つ依り代とされています。ゴトビキとは土地の言葉でヒキガエルのことだそうで、そう言われてみますとそのようにも見えますね。

息を切らしながら登った高台でしたが、その眼下には新宮の町が広がりなかなか眺めの良い場所でした。

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