Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2010.04.06過去のHana道成寺へ向けて・熊野紀行 その七

新宮の地にはまだまだ行きたいところがありました。

神倉神社をあとに阿須賀(あすか)神社に参りました。こちらの祭神は物の本によりますと事解男之命(ことさかおのみこと)とされております。他に三神のお名前が神社には記されておりました。


鳥居からお社までスット通った参道が美しく、朱塗りの建物が浮かび上がります。


こちらの祭神「事解男之命」とは日本書紀に
熊野速玉之大神(くまのはやたまのおおかみ)と共に登場する神様です。

それから「浮島の森」に参りました。

名の通り島が水上に浮かんでおりました。東西96m、南北55m、総面積が5000㎡と言うのですから驚きです。植物が集まり分解されることなく、水よりも軽い「泥炭」でできているから浮くのだそうです。ここにも蛇にまつわる伝説がありました。それは一人の娘が大蛇に呑まれ、蛇の穴に引き込まれたというものでした。浮島中央部にはその伝説の名残が今も残っていました。

 

浮島の森と阿須賀神社の間に徐福(じょふく)公園があります。徐福は不老不死の仙薬を求め、中国から熊野へやって来たそうです。徐福公園には時間の都合もあり立ち寄りませんでしたが、徐福が探し求めたという仙薬のもとがこの木の葉だそうです。名を「天台烏薬」(てんだいうやく)と言うそうです。

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