過去のHana年末のご挨拶

2015.12.30

今季は暖かい冬のようで、厳しい寒さの続く冬よりいささか体に優しい気がします。
年の瀬を迎え一年を振り返ってみますと、師匠の傘寿の記念会、自身の会十周年、社中華友会の二十五周年記念大会と大きな催しがありました。それぞれの会で確実に得られるものが有り、得がたい成果をあげられたと思っています。社中の記念大会では出演者一人一人が高みを目指して努力し、厳しい一面を持ちながらも、楽しむ心を忘れず、当日は上質な緊張感が保たれ、その点は特筆すべきことでした。

僕は自身の会の十年目を迎えられ、早いものだとしみじみと思います。会の継続は厳しい面もあるのですが、もう少し頑張ってみようと思っています。ご支援いただいておいります皆様、今後共宜しくお願い申し上げます。

また、今年は多くの小、中学生と接する機会に恵まれました。子供たちの反応は大変素直で率直です。面白い反面、こちらがしっかりしていないと成立しない怖さを含んでいます。能に身近に、楽しく接してもらい、伝統的な礼儀や物を大切にする心なども伝えていけるように、努めていきたいと思っています。

お稽古場ではさいた新都心ホテルラフレで新たにお稽古を始めさせていただきました。
謡、仕舞の稽古はもちろんのこと、社交場としてのデザート付き講座「アフタヌーンティー」を始めました。これがとても面白く、ご参加の方のお話を伺っていると、能の講座を通して、人生勉強しているようです。学ぶとお話、そしてデザートにご興味のある方は、是非一度遊びに来るようなつもりでいらしてみて下さい。

来年は一月五日から矢来能楽堂の新しくなった椅子のお披露目会です。きっと忙しい一年になることでしょう。準備宜しく、万端整えて望みたいと思います。明年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様のご多幸とご健勝を心より祈念申し上げます。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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