コラム

2017.08.03

さいたま新都心ホテルラフレの「俊寛」講座は、今日で3回目になりました。赦免使が鬼界ヶ島に着き、赦免状を康頼が読み上げ、俊寛が現実を理解していくところになります。厳しい件です、わずかなやり取りの中で、清盛の拒絶や、俊寛の人物像が浮かび上がります。やり取りが、能というよりは、極めて日本的な感覚、そんな風に思えます。前を見ていた成経、康頼と、後ろを見ていた俊寛。ここに来て、その差が大きくなりました。現代にも、通じそうな事です。
「罪も同じ罪」と俊寛は慟哭するのですが、罪を結果とするならば、至る過程(内容)に大きな差があったようです。忘れては申し訳ない、ということが、人には有りますね。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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