Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.08.25コラム...

蓮田の夏休み子供教室も回数が重なり、週に一度顔を合わせている見当になりますので、すっかり馴染みました。謡は最早なんの問題もなく、本番が待ち遠しい勢いです。仕舞は扇の持ち替えや、体の向きなど低学年の子には難しい所もありますが、大方落ち着きました。当日には立派に勤められることでしょう。時間と心にゆとりができたましたので、簡単な講座と能面体験などしてみました。ついでに物を大切にし、次世代へつなげ、伝えていく事など、話しましたら、丁寧に大切に面を扱ってくれました。知ればできるようになるところが、子供の素晴らしいところです。
「養老」をお稽古していますが、物語をもとに、上に立つ人(親)、その下たで育つ人(子供)、という観点から、内容を膨らませました。どちらも澄んだ心を持つと宜しく、上が濁れば、下も濁ります。「子供は親の鏡」と申しますので、お互いに気を付けましょう、という結論に達し、ちょっと大人向きの講座になりました。親子教室のヒトコマです。

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