Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.09.03コラム...

自主公演の「俊寛」も今月となり、いよいよ煮詰めないと、という状況になって参りました。朝は稽古をしていただきましたが、「俊寛」は型というよりも、所作が多いのです。再演以降は自由さが増し、いいのではないかと思いますが、初めての身としましては、とても難しいです。「習うより慣れろ」の世界で、勿論習わなければできませんが、体に馴染んでくれないと、なんともならないようです。教えをもとに、じっくりと体に染み込ませていきたいと思います。幾度となく見ている曲なので、イメージは有ります。その心持ちを体に乗せる、説明せずに滲ませる、至難ですが、遣り甲斐があります。どこまでいけるか、挑戦です!

午後からは千葉県印西市での公演でした。小島師の能「葵上」と萬斎師の「仏師」でした。能は蝋燭能での上演、「葵上」にはよく合いますね。大勢のお客様にご来場頂き、充実した公演になりました。ご来場の皆様、ありがとうございました。
木下(きおろし)駅に初めて参りました。秋風が心地よく、いい景色です!

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