Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2017.09.30コラム...
国立能楽堂特別公演の、「烏帽子折」の申し合わせが済みました。久しぶりの斬られ役で、ちょっと張り切ってます。
思い返せば次男と「烏帽子折」をさせて頂きましてから、5年近くになります。高校生になって、私の背を越えたことを思いますと、早いものです。「烏帽子折」と申しますと、感慨深いものがあります。
今回の牛若は京都の片山清愛さんで、シテは観世銕之丞師です。清愛さんは日頃馴染みのない東京のおじさんたちと斬り組みをするので、その点ちょっと気の毒な気がします。顔もよくわかりませんものね。牛若は大役ですから、東京の舞台でされるのは大変なことと思います。斬られる方も大分年齢が上がってまいりましたので、明日は皆が無事に舞台を勤められるように、願いたいと思います。