Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.11.15舞台のこと...

今日は「県民能のための能を知る会」の横浜公演でした。私は久しぶりに「車僧」の仕舞を舞わせていただきました。こういった激しい曲は、最近なかなかないのですが、やはり楽しいですねー。おかげさまで、おもいっきり舞わせていただきました。
能は「谷行」という、とても珍しい曲です。脇方と子方で作るような曲で、脇方が大勢出演の上、子方の比重が極めて多いため、なかなか出ない曲になってしまいます。さりながら、内容はわかりやすく、舞台展開もはっきりしていますので、ご覧いただくには、とても見やすい曲だと思います。ワキの森常好師は、お孫さん(子方)と一緒の舞台だったので、心配ながらも幸せな一時だったのではないかと思います。息子の常太郎君も一緒だったので、親子三代で勤めた舞台になったわけですね。子方ちゃんが、とてもあどけなくて、特に謡が可愛らしく、山伏が大勢居る中で、まさに一輪の花でしたね!

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