観世流能楽師奥川恒治 能のHana

今朝は復曲能「語鈴木」の稽古でした。大方の整理がつき、方向も定まって参りました。これからは、各パートが煮詰め、より高いクオリティーを目指すことになりましょうか。
当日まで今少し時間がありますので、より良いものになろうと思います。楽しみですね！
午後はさいたま新都心ホテルラフレの「景清」講座の2回目でした。景清の娘人丸は、父景清の庵に行き言葉を交わすものの、景清が名乗らなかったため、気付かずに行き過ぎてしまいます。景清は娘と気付きつつも、名乗らずにやり過ごすという、なんとも切ない場面です。言葉を読みといていきますと、作者の巧みな伏線も解り、面白いです。
次回はいよいよ娘人丸が、里人に案内され、父景清のもとを訪れます。物語はどんどん佳境に向かって参ります。