Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.02.26お稽古のこと...

数年前にグループでお稽古を始めた人たちも、数年が経過し 初心者では無くなりました。
謡は分量を増やして謡っても着いてこれるようになりましたので、これからは引っ掛かった節の確認をすれば良くなります。
そうなりますと、いよいよクライという登場人物の持つ雰囲気や速度、そして心情といった一段階先の稽古に入ります。ここからがいよいよ面白くなる所で、ここまでよく頑張った、と言うわけです。
基本の形はそのままに、味付けを少し変えますと、随分違った印象になります。人物像を作り、心情を汲み、自身とも重ねながら、役所を謡うのですね。これが、謡の醍醐味の一つでしょうか。
これからが益々楽しみになります。

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