お稽古のこと

2018.03.19

お稽古を始めて少し時が経ちますと、不安を覚える方が少なからずいらっしゃいます。始めてはみたものの、思ったように、思うようにいかない。3ヶ月目位になりますと、3ヶ月も経ったのに言われていることがよくわからない。自分はとんでもないことを始めてしまったのか⁉向いていないのか⁉
そんな不安に襲われることも有ろうかと思いますが、ここで冷静によく考えてみます。1ヶ月2回のお稽古だとしますと、6回済んだかどうか、というところですよね。時間的には経過していますが、まだまだ始めて間もないという領域です。つまらなくなったり、好きでなくなってしまったのなら仕方ないのですが、そうでなければもう少し頑張ってみましょう!
お稽古は道を歩くことです。誰かと競争したり、比較したりするものではありません。自身と向き合って、自分に合ったペースで、歩けばいいのです。いつか後から新しい人が入ってきた時に、振り向くことになります。その時に、先に進んでいた自分に気が付くことでしょう。
じっくり腰を据えて、長くお付き合いするのが、この道の良い嗜み方かと思います。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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