Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.07.05コラム...

最終公演は熊本の中学校でした。お隣の小学校の児童も見に来てくれて、賑やかな鑑賞会になりました。
私は「船弁慶」のシテを勤めさせていただきました。
狂言の「柿山伏」は身近な柿を盗み食いするという、日常的な内容なので解りやすく、子供達も大いに楽しめます。
能の「船弁慶」は劇的な展開で、場面転換や変化が解りやすく、見やすい能の一つだと思います。終演後、代表の生徒さんから「船弁慶」の「闘っているところが、印象に残りました」と、言ってもらえたので、とても嬉しかったです。中学生の時分に、しっかり見ることが出来ますと、成長度合いからいっても、感性的にも、とてもいいと思います。
大変湿度の高い中での公演でした。見るにも大変だったことと思います。最後まで集中してよく見てくれたことに、感謝です。
今回は台風の影響をもろに受け、残念ながら延期になる学校も出ました。そちらには改めて伺わせていただきますが、一先ず東京に戻ります。

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