Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.07.08舞台のこと...

7月九皐会が無事に済みました。
「班女」のようなラブストーリーは、何時の世も好まれます。恋に悩み苦しんだ末、最後はハッピーエンド、王道です!
「鵜飼」は鵜を使う面白さにとりつかれた、業を持った老人の物語ですね。「罪も報いも後の世も、忘れ果てて面白や」この句に、この老人像が集約されていましょうか。地獄に堕ちながらも、その苦しみよりも、鵜を使えば「名残惜しい」といって地獄へ帰っていきます。
後半は閻魔大王が表れ、「金紙(善行帳)を汚す事もなく」(善行何も書いてないぞ)、恐ろしいですね~。「一番キツイ地獄に行かせようと思ったけど、旅僧を泊めた善行が合ったので、鵜舟で彼岸へ渡してやろう」と言うわけですね。
それにしましても、善行一つも無いって、どういうこと?と思いますが、助けてもらえて良かったですね。
「江野島」の仕舞は後半はいそがしくなって来るのですが、段々体が追い付いて行かなくなりそうで、もう少し鍛えないといけませんね!
本日も九皐会に、ご来場の皆さまありがとうございました。来月も宜しくお願い申し上げます。

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