Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.10.28コラム...

本日は師匠喜之師と喜正師の社中の、合同発表会がありました。天候に恵まれ、心地よい会日和なりました。
大曲も数々でましたが、私自身は本日はなんと申しましても、素謡「姨捨」の地謡につきましょうか。喜之師が地頭で、地謡に初参加させていただきました。能の曲でも最高位に位置する三老女の一曲、「姨捨」。その地謡を師匠と一緒に謡える日が来ようとは、思っておりませんでしたので、その思い入れもひとしおでした。
シテは喜之師の奥さまのご令妹で、私共も若い頃からよく存じ上げている方でした。今もお元気にお稽古を続けられていて、大曲に取り組まれ、素晴らしいです。
ワキは喜正師が勤め、つつがなく済みました。この大一番に参加できまして、本日は貴重な経験ができました。
能はどこまで行っても奥が深く、進めば進むほど、すごさを痛感します。面白き哉!

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