Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.12.21舞台のこと...

鈴木啓吾氏の会の申し合わせが済みました。能は「屋島」弓流の小書を付けての上演です。源義経が屋島の合戦のおりに、弓を海に誤って落とし、敵の攻撃をくぐり抜け、弓を奪還する有名なエピソードを、能ならではの演出で、再現します。加えて、アイ狂言は那須与市の扇の的の話しに、差し替えられます。こちらも狂言師にとって、とても大切なものです。全体が大きく変わるわけですね。ですからこの小書は大変重い扱いになるのです。
私は後見をさせていただきますが、囃子方とも極めて異例の仕事をします。本年の締めくくりの舞台、心して勤めさせていただきたいと思います。

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