Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2024.09.08舞台のこと...

 残暑厳しき日が続いておりますが、晴れの日が続いていることは救いですかね。
 今日は9月九皐会でした。1部は能「盛久」(もりひさ)、シテ観世喜正師。
 2部は「龍田」(たつた)、シテ鈴木啓吾氏でした。「龍田」は「移神楽」(うつりかぐら)の小書、替演出になっていました。前半のシテの姿が、里女から巫女に変わり、後半の舞部分が大きく変わります。私は後見を勤めさせていただきましたが、前後ともシテの出で立ちは、通常の形よりも少し複雑になっています。前シテは楽屋で着けられますから問題ないのですが、後シテは舞台に置いた一畳台の上の小宮の中で、装束を変えます。限られた狭い空間で、作業をしますので、着けることが難しい装束になりますと、なかなか大変です。
 後半でシテが履いていた大口(おおくち・ハカマ)は、今日の日のために誂えたそうで、とてもいい感じでした。私もいつか拝借させていただこうかな〜😁!
 本日もありがとうございました。

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