Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2024.11.08舞台のこと...
今日も秋晴れ、澄んだ空気に抜けるような青空が広がりました。風に冬の匂いが混じりはじめ、季節が進むことを実感します。
午前中から11月九皐会の申し合わせでした。1部能「景清」(かげきよ)、シテ遠藤喜久氏。2部能「紅葉狩」(もみじがり)、シテ弘田裕一氏です。「紅葉狩」は「鬼揃」(おにぞろい)の小書(替え演出)で、後半は大勢の鬼が出まして、とても華やかな舞台になります。私は「紅葉狩」の後見を勤めさせていただきます。
午後の稽古能では、12月九皐会で勤めさせていただく「鉢木」(はちのき)を、させていただきました。「いざ鎌倉!」は、とても有名なフレーズで、その元の話となった物語です。詞の多い直面(ひためん・素顔)なので、なかなか大変ではありますが、再演ということもあり、初演より濃密に勤めさせていただこうと思っています。どうぞ宜しくお願い申し上げます。