Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2025.02.19コラム...

 乾燥した冬晴れの日が続いております。青空は気持ち良いのですが、乾燥は何かしら不具合の種になります。私たちには特に、喉のケアが重要課題になります。
 さて、今日は昨日こしらえた資料を使いながら、「小塩」(おしお)の2回目の講座でした。いよいよ本曲の肝ともいうべき、業平の歌の件でした。伊勢物語にも短く簡素に書かれているため、読み込んで深い内容を把握するようになっています。謡曲作者は好きそうな、シチュエーションですね。
 20年近く前の恋の事を思い出して一首詠むところは、業平らしいのでしょうか。かつての恋人高子との、2人にしか分からないことなのでしょうが、いくつになっても、という感じですね〜!
 そして、最終的には業平という歌舞の菩薩様が、親しみやすい姿で現れたのだ!と持っていくところは、他の曲でも見られる手法です。
 次回は業平が在りし日の姿で現れる、最終章に入ります!

カテゴリー

バックナンバー