Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2025.03.09舞台のこと...
今日は朝から青空になりました。昨晩は雪混じりの雨になっていましたので、いささか気になりましたが、良かったです。
本日は3月九皐会でした。一部能「養老」(ようろう)、シテ新井麻衣子さん、二部能「善知鳥」(うとう)、シテ永島充氏でした。
私は一部の仕舞で「東岸居士」(とうがんこじ)を、勤めさせていただきました。能にしますとあまり長くない作品ですが、仕舞の部分は説法になっていて、文言は難しいものの、段落もはっきりしていて、面白いです。終盤は型に対して謡が短いので、不思議な型付けなのですが、舞い進んだ高揚感のようなものがあるように感じ、ひと工夫して舞い止めました。なかなか舞えない曲なので、いい経験になりました。
ご来場の皆さま、ありがとうございました。