Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2025.03.19コラム...
今日は驚きの雪が降り、少しながらもつもりました。この時期、桜がそろそろ咲こうか、というタイミングで、驚異の三寒四温となりました。手袋はもういいかな、と思っていましたが、まだまだ出番がありましたね。
さいたま新都心の講座会場に拝借している「素敵屋さん」は、新都心駅から歩くと少しありますので、ご来場いただく方には、その点が気になるところでした。次第に回復という予報を頼りに、雨上がりの道を歩きました。
講座は「小塩」(おしお)の3回目、今回が小塩講座の最終回でした。自分と同じ考えや感覚を持っている人はいないよ、という伊勢物語最終章近くの歌を謡い、続いて伊勢物語の1章から改めて始める構成、世阿弥作の「井筒」に近いものがあります。
業平の恋も、その一生も、花のように華やかながら、瞬く間に過ぎ、それは一睡の夢のようなものだと締めくくられます。人の営みがどうあれ、月は輝き、花は時が巡れば咲くのですね。