観世流能楽師奥川恒治 能のHana

　今日は国立能楽堂で、九皐会別会の申し合わせがありました。初番「草子洗小町」(そうしあらいこまち)、シテ長山耕三氏。トメ「正尊」(しょうぞん)、シテ小島英明氏です。どちらの曲も出演者多数の曲なので、全体として21体分の装束になるそうです。😵その他、それぞれに小物も必要なので、随分な量になっていました。一つでも落ちがありますと、舞台に影響が出ますので、神経を使うところです。
　どちらの曲も親子共演で、一緒の舞台に立つことができます。親としましては、ドキドキながら至福の舞台でもあります。子方を勤められる期間は僅か、幸せを噛みしめて舞台を勤めなさいと、私も以前大先輩から教えていただいたことを思い出します。