Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2025.05.09舞台のこと...

 ゴールデンウィークが過ぎ、通常の業務形態に戻りました。過ぎてしまうと、瞬く間ですね。私のブログも今日から再開させていただきます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 今日は5月九皐会の申し合わせでした。一部能「蝉丸」(せみまる)、シテ桑田貴志氏。二部能能「玄象」(げんじょう)、シテ中所宜夫氏。
 私は二部の「玄象」の地頭を勤めさせていただきます。琵琶の名手となり、国内ではもはや学ぶべくもなく、唐へ渡ろうと志す師長(もろなが)さん。須磨の浦で宿を借りたところ、家主の老夫婦が琵琶の秘曲を演奏して彼に聴かせます。師長さん、まだまだ頂点には達してしなかったことを悟り、秘曲の伝授され、名器「獅子丸」をいただく物語。
場面転換が目まぐるしく、情景、心情、動作と様々な描写を受け持つ地謡は、とても大変なパートなのですが、しっかり勤めさせていただきたいと存じます。
 どうぞ宜しくお願い申し上げます。

観世九皐会5月定例会

カテゴリー

バックナンバー