Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2022.11.11舞台のこと...

 今日は11月九皐会の申し合わせでした。能は「放下僧」(ほうかそう)シテ中森健之介氏と、「阿漕」(あこぎ)シテ駒瀬直也氏でした。
 「放下僧」は親の仇討ちを兄弟で成し遂げる話です。敵討ちをしたい弟が、出家してい兄のもとに訪れ、説き伏せて一緒に仇討ちをします。弟の役は次男恒成が勤めさせていただきます。仇討ち以外もイロイロとドキドキですが、大変な役ですから、しっかり勤めて、成長へ繋げてほしいところです。
 「阿漕」は「あこぎなことをする」の語源になった話ですが、最近使いませんかね〜😅。密漁者が捕まり、海に沈められ、さらに地獄で苦しみます。仏教界に於いても、人間界に於いても、殺生と密漁という罪を犯している、業を持った人間の物語、救いを求め波に沈んで行きます。
 私は「放下僧」は地謡で、「阿漕」は後見で、出演させていただきます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。 https://yarai-nohgakudo.com/archives/10258

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