舞台のこと

2018.04.09

同門の桑田氏の会の申し合わせが済みました。曲は「望月」、披演曲になります。私たちの世界では、重習と申しまして、極めて扱いの重い曲を初演する時に、ヒラクと言います。桑田氏は「望月」をヒラク(披演)ということになるわけですね。
次男大志郎君と共演で、お父さんとしましては、負担が大きいながらも、幸せな舞台です。私もかつて、次男と「望月」を披演させて頂きましたこと、懐かしく思い出されます。
銀座シックスの新しい舞台での演能も、楽しみですね。
午後からは国立能楽堂に移動しまして、別会の「道成寺」の鐘を作りました。全てが特別な曲「道成寺」は、その作り物の鐘も、一人で作れる代物ではありません。時間と手間を掛けて、美しい鐘を作ります。これが済みますと一安心、あとは申し合わせ、本番と粛々とつながります。
今年は「望月」、「卒都婆小町」、「恋重荷」、「道成寺」と名だたる重習い曲が連なる、春になりました。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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