Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2022.03.09舞台のこと...

 本日は横浜能楽堂で、鎌倉能舞台の能を知る会がありました。
 午前は慶応の学生さんの鑑賞会で、毎年の催しになっています。本日の曲は「箙」(えびら)、源氏の若武者が旗印の変わりに、梅の枝を折って箙(矢うつぼ)に刺して、奮戦したエピソードに基づくお話です。お父さんの梶原景時は、現在放送中のNHkの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも知られていますね。
 午後からは一般公演、能は「隅田川」悲劇の物語です。シテの中森寛太氏は、お孫ちゃんに子方を勤めてもらい、初舞台を一緒に勤められました。とても幸せなことですね。
 いよいよ孫と舞台を勤める人が、出てくるようになったのだと、感慨深いものがありました。
 能楽堂の前には、桜が咲いていました。例年はソメイヨシノよりひと月早くのだそうですが、今年は少し遅いとのことでした。次の季節がはじまりますね!

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