過去のHana春宵一刻値千金

2009.03.13

三月も半ばを過ぎ日に日に春らしさを増して来る今日この頃、桜の待ち遠しい季節になりました。

三月一日には社中「華友会」の春季大会を盛会に催すことができました。ご出演の皆様はそれぞれに日頃のお稽古の成果を十分に発揮され、ご自身の役を全うされました。技芸のステップアップはもとより、精神的な強さや向上を身に付けられたように感じました。当初の目的であった会に出演して達成感や充実感をあじわうという事は十分に達成できたように思います。本当に喜ばしい限りでした。

一週後の日曜日は私の番で九皐会で雲林院を舞わせて戴きました。前シテは友閑作の「阿古父尉」、後シテは洞水作の「なりひら」という九皐会の名物名品で務めさせて戴きました。昨年の私の会では業平の奥さんを主人公にした「井筒」を、今回は夫の業平を主人公にした「雲林院」を舞わせて戴き、なんとも不思議な縁を感じずにはいられませんでした。

怒涛の2週間でしたが、無事に済んでホッとしております。春の宵の一時は千金に値するとか、何やら心も浮き立ち楽しみな季節がやって来ますね!

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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