Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.08.16コラム...

 高松に参りました。今日の飛行機は、「予定より3分遅れまして、お急ぎのところご迷惑をお掛けしました」、とのアナウンス、優秀です!
 そして今日はお弟子さんと、別のお弟子さんのお知り合いと、3人で屋島を回りました。と申しますか、ご友人に、案内&ガイドさんをしていただきました。おかげさまで、前回行けなかった、相引き川から始まりまして、安徳天皇社、菊王丸の墓、佐藤継信の墓、長刀泉、菜切地蔵、舟隠し、六萬寺と、短時間に効率よく回れました。
 中でも取り分け良かったのが、六萬寺です。今や知る人ぞ知るお寺ですが、安置仏といい、副住職さんのお話しといい、素晴らしい!
ご本尊は室町時代の阿弥陀如来さまで、向かって左側は、十一面観音菩薩さま、こちらは平安時代のもの、右の地蔵菩薩さまは江戸時代のものだそうです。他に十六羅漢が8体ありました。遠目ながら、阿弥陀如来さまは、素晴らしかったです!
1300年の歴史を持ち、安徳天皇の位牌も納められているお寺です。安徳帝は一ノ谷の合戦以前に当地に行幸され、一年半ほど過ごされたそうです。現在はこじんまりとしたお寺ですが、以前は安徳帝が行幸されるほど、大きく立派なお寺だったそうです。
源平合戦の貴重品が数多保存されていたそうですが、現在管理は変わっているそうです。副住職も見たことがないと仰っていましたので、ぜひ六萬寺展とかで、公開していただきたいです。
お寺に残っている、平重衡、平経正の色紙と短冊は素晴らしかったです。そして、菊王丸の首を落としたという長刀、これは恐物でしたが、本日の目玉となりました。
心落ち着く一時に、ついつい長居をしてしまいました。また、行きたいと思うお寺です。
檀家を持たないお寺で、雨漏りをする天井にはテープが張ってありました。痛々しいしい修繕です。素晴らしいお寺です、ぜひお出掛けください。いらっしゃったときは、ぜひご住職とお話ししてみてください。きっと充実した時間になることと思います。
私も微力ながら、お力添えできればと願っております。

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