Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2018.09.04舞台のこと...

今年の台東薪能も無事に済みました。昨日来からの台風接近、上陸情報のため、会場を浅草公会堂に移しての、上演となりました。野外での薪能にできなかったことは、いささか残念ではありますが、公会堂に移したおかげで、雨風の心配をすることなく、演能に集中できましたのは、よい判断だったと思います。
ご当地ソングのような曲「隅田川」と、夏に因んででしょうか、妖怪退治の曲「鵺」、白頭の小書付き(替演出)の2曲に、狂言は「棒縛り」という、これまた人気曲での構成でした。
「隅田川」では坂真太郎氏の長女、5歳になるそうですが、最初から作り物の中に入って、出番まで待ち、役どころを立派に勤めました。お父さんも後見で気を揉んだことと思いますが、立派に勤められて、良かったですね。
「鵺」の白頭は当家ではあまり見かけませんが、流儀の小書として、確立されていますので、今後上演回数も増えていくといいと思います。
今年も多くの方にご来場いただきました。ご来場の皆さま、ありがとうございました。明年も宜しくお願い申し上げます。

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