Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2019.02.23舞台のこと...

本日は5年に1度の小山の公演でした。小山には「小山安犬」(おやまやすいぬ)という、復曲した能があります。小山氏を題材とした物語で、現在物です。親子の情愛、武士の心意気といったものを折り込み、展開の早い、見るに飽きさせない曲となっています。上演時間も1時間に足らず、普段能を見ない方にご覧頂くにも、とても見易く良い曲だと思います。
鑑賞の方も活発で、この度は定員1,200名のところ、2,500名の応募があったそうで、市民の皆さまの関心と文化水準の高さを、感じました。
毎回安犬丸役の子方は、一般公募の中から決まるのですが、とても頑張ってお稽古したそうで、ついに選びきれず、2名の子が、安犬丸として出演しました。
謡も型も多い子方なので、覚えるのが大変だっと思いますが、よく頑張りました。ご本人聞いたところ、舞台はとても楽しかったそうです、頼もしいですね。二人とも、とても良くできました。素晴らしい経験になったことと思います。
市民の地謡参加者も、1年掛かりでお稽古したそうで、頑張りました。多くの方が、色々な形でご参加になり、市の大きなイベントとなっていることは素晴らしいです。
次回は五年後ですね、楽しみに待ちたいと思います。

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